唾液のおはなし

みなさんこんにちは
梅雨でじとじとする日が続いていやな時期ですね。
今回は私、Dr.大橋が担当させていただきます。

みなさんは唾液についてどのくらいご存知ですか??
意外と知らない唾液について説明したいとおもいます。

まず唾液は1日に1.0〜1.5リットルも分泌されています。これは1日の尿量と同じくらいの量なんですよ。
主に唾液が出てくる部位は、舌の下側のところと上の奥歯のほっぺた側の粘膜のところから分泌されてきます。

なので、その周辺の歯には歯石がつきやすいので注意が必要です。

また唾液には色々な作用があります

1、潤滑作用−咀嚼 会話 発音 をスムーズにする。
2、消化作用−消化酵素のアミラーゼがデンプンを分解する。
3、緩衝作用−糖によって酸性に傾いたpHを中性に戻し、虫歯になるのを防ぐ。
4、抗菌作用−口の中にできた傷は殆んど自然に治ることや、動物が身体の傷を舐めることでもわかりますよね
5、溶解作用−食品の中の味物質を溶解し、味覚を促進する
などなどいろいろあります。

唾液が減り、口の中がひりひりしたり粘つくことをドライマウスと呼びます。

原因は、
糖尿病や放射線治療によるもの、
シェ−ングレン症候群といった全身的なものや、
降圧剤や抗ヒスタミン剤などの薬の副作用によるもの、
また加齢や口呼吸、夜間の歯ぎしり
女性では閉経後にも唾液は減るなど多岐にわたります。
唾液の量が減ると、歯石や歯周病も増える可能性があるので、注意が必要です。

唾液を増やすには、咀嚼の質や量を増やすことが大切です。歯がないままの人はよく噛めるよい入れ歯を作り、食品では自然のままの調理を少なくしたもの歯ごたえのあるものを摂ることが良いでしょう。後は、水分もしっかりと別にとることも必要です。


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