歯石のおはなし
こんにちは衛生士の中井です。
今回も歯石のお話です★
歯石には2種類あることをご存知でしょうか??
歯肉縁(歯と歯茎の境目)の 上 にできる歯石 ⇒ 歯肉縁上歯石
下 にできる歯石 ⇒ 歯肉縁下歯石
といいます。
歯肉縁上歯石とは?
歯肉の境目に沿って付着し、白〜黄白色をしているので、肉眼で確認できます。
歯科医院では超音波スケーラーを使って、簡単に除去することができますが、ご自身のはみがきで除去するのは困難です。
歯石が付着しやすい場所⇒⇒唾液の出る穴(唾液腺)のある
下の前歯の裏(上の画像参照)
上の奥歯のほっぺた側
歯石は表面がざらざらしているので、細菌の塊である歯垢(プラーク)がつきやすくなり、そのまま放置していると虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます
歯肉縁下歯石とは?
歯周ポケット内の歯根部分に付着する歯石
歯周ポケットからの浸出液や血液由来のヘモグロビンにより黒褐色で非常に硬く、除去はとても困難です。
縁下歯石の中にもたくさんの細菌が住んでいるので、そのままにしておくと歯肉の炎症はどんどん酷くなっていきます。
縁下歯石が溜まる
↓
歯垢がつきやすくなる
↓
さらに縁下歯石が溜まる
↓
歯周ポケットが深くなる
↓
歯周病が進行していく
このような悪循環がおこり、放置し続けると、最終的にはを歯を支えている骨(歯槽骨)までをも溶かし、支えを失ってしまった歯は自然に抜け落ちるという末路をたどることになります。
あなたの歯は大丈夫でしょうか??
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